サクラクトモノクローム

【切り絵】「夏の呼吸」トーク&サイン会で、藤澤仁さんに会ってきました

引き込まれる世界観を、詩的に魅せてくれる、大好きなクリエイター藤澤さん
この度、若かりし頃に書いた作品「夏の呼吸」を刊行されるということで、トーク&サイン会が開かれた。

本が刊行されるだけでも、嬉しかった。
更に直接会うことができる機会までもできて、心が躍った。

今回は、「夏の呼吸」トーク&サイン会に行ったお話。
今日というこの日の想いを、綴る。

 

トーク&サイン会の告知を見た時、
私の心拍数は驚くほどに跳ねあがった。

藤澤さんに会える
サインまで貰える

会いたかったという願望が、不意に現実味を帯びる。
何年も温めてきた想いを、本人にさらけ出せる機会だと瞬時に理解した。
高鳴った胸の鼓動が、手を震わせる。

急いで、参加申し込みの電話をかけた。
「……あ、、」
あまりの震えに声が出ず、少々対応に困らせてしまっただろう。
沸騰したかの如く恥ずかしさがこみ上げ、同時に、緊張感からすぐさま声も出せ、申し込むことができた。

話しているうちに、気持ちもハッキリして、勢いで質問も投げていた。
「プレゼントとか、渡すことってできるのでしょうか。」

変な質問に、流石に折り返しとなってしまったが、後日、プレゼント持参可能だという連絡を折り返し貰えた。
書店のお姉さんありがとう。

手の届かないところにいると思っていた人に、こうして直接会える機会が訪れた。
とてつもなく悦ばしい出来事である。

考えなしに勢いで聞いてしまったが、自分ができるプレゼントといったらこれしかないと、さっそく想いをのせて切った。


藤澤さんが私に作ってくれた想い出である、予言者育成学園のタイトル画面を

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こう少し傾けて

 

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縁に型入れたようにして

こうじゃ!デデーン

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Thank you 藤澤さん from 予言者育成学園卒業生

藤澤さんと言ったらナスなのだ
ナス可愛いナス
ずっと使ってみたかったハッシュタグ「#予言者育成の造形」を使えました。

これが、自分にできる、精一杯の表現。

卒業したって、感謝の気持ちと、あの世界が好きであることは、大切に抱き続けている。

ひょんなプレゼントを手に、いざ参加したトーク&サイン会。
それはとてもとても、充実した1時間。
藤澤さん本人を前にし、緊張してずっと震えが止まらなかったけど、
聞きやすくて、楽しくて、テンポもよくて、会場にいる全員を引き付けていただろう。

藤澤さんは、「ストーリーノート」という、会社を設立したらしい。

やってくれたら嬉しいな思っていたことが、現実となった。
幅広く、藤澤さんらしい藤澤さんの活躍を、沢山の可能性から、これから見ることができそうで、楽しみでたまらなくなった。

フロム・ソフトウェアに居た頃は、社長の宮崎さんと実験をしていたらしく、携わってきたゲームは置いてきたそうだ。
タイトルが分かり次第、遊んでみたい。
それでもって今は、自社を持ちつつ、なんとmixiに所属しているそうで。
更には舞台の脚本も書くのも目標だとも言っていた。

中でも嬉しかったのが、

「予言者育成学園は、僕の中では終わっていない。」

と力強く言った事。
ストーリは11章までだったが、本当は12章まであり、それで第1部。
全部で4部予定だったとのこと。

予言者育成学園は、素敵な世界なのです。
サービス終了時、遊んだデータが記録として残り、これまで実装されたイラスト、ストーリの閲覧が、オフラインでできる様になると知り、もう誰にも知られることのない、電子の藻屑とならなくてよかったと、心から想いました。
その世界が、まだ続きを持っていたなんて。
それだけでなく、その続きを読める可能性がでてくるなんて。


トーク終了後、藤澤さんに、震えた声で感謝の言葉と、プレゼントを渡す。
伝えられて、喜んでもらえて、本当によかった。
飾ってくれると言ってもらえて、本当に嬉しかった。

サインを貰うことができたこの本は、自慢の宝物。

藤澤さんのように、
誰かを引き付けることのできる
綴り方や、話し方、魅せ方を
私もできるようになりたいと、よく考えている。

だから今日は、そんな藤澤さんに会うことができて、想いを伝えることができて、悦ばしいと心から思える日となった。

夏の呼吸は、あの時だからこそかけた、今はもうかけない、当時の感情の熱を綴ったそうだ。
じっくりと読ませていただきます。
これからも、藤澤さんの活躍に期待膨らませ、楽しみにしています。